2015年8月5日 GOING UNDER GROUND 「新」オフィシャルサイトがオープンしました。

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古本屋ツアー・イン・ジャパンの『均一台三段目の三番目の古本』

日本全国の古本屋&古本が売っている場所の、全調査踏破を目指す無謀なブログ【古本屋ツアー・イン・ジャパン】を運営するGOING UNDER GROUNDのスタッフのひとり「tokusan」のコラム。

お店をダッシュで巡ること多々あり。調査活動は今年でいよいよ五年目へと突入する。最近は「フォニャルフ」の屋号で古本販売も始めた。あぁ、私は一体何がしたくて、果たして何処へ向かっているのだろうか…。

第十四冊 福島 郡山『徳本堂』

今回立ち寄った福島県・郡山は『音楽都市宣言』を出しており、市を挙げて音楽の振興に力を入れている。そのためか、西口駅前のシャッターが閉まり気味なアーケード街には、リコーダーの吹き口・ピアノ・音符の形をした妙なベンチが置かれていたりする。

そんな通りを真っ直ぐ西に歩き続ければ、ゴーイングがライブでいつもお世話になるライブハウス『HIPSHOT JAPAN』にたどり着くが、その手前の大きな交差点を南に入ると、歩道橋の脇にラーメン屋の入ったビルが姿を現す。ここで二階を見上げると、そこに「徳本堂」と言うお店が入居しているのに気付くことが出来るだろう。ここは古本と共に、ギターも販売する変わり種店である。三階ではスタジオも経営しているらしい…さすが音楽都市だ…。

三列目三段目

右端にある階段を上がると、電子チャイムが鳴り響き、目の前には安っぽい100均棚が現れる。ティーンズ文庫やちょっと古めの本ばかりが並ぶ構成に不安を覚えながら、棚上に並ぶ本の列も一段と考えて、上から三段目の右から三番目…むぐっ、なんと!懐かしの外国人タレント、チャック・ウィルソンのトレーニングブック!…こ、こんな本を俺は読まなければならないのか…。

三十代以上の方しか、もはやチャック・ウィルソンと言う筋肉ムキムキのタレントをご存知ではないかもしれない。大橋巨泉司会の『世界まるごとHOW MUCH』と言うクイズ番組で、これも懐かしの外国人弁護士タレント、ケント・ギルバートと共に人気を博した人物である。しかし本来の姿は“ウェイトトレーニング・インストラクター”で、このネスコの本「トレーニング・バイブル」は、その本業の観点から書かれた、ウェイトトレーニングの実用入門書なのである。

もう一度言ってしまうが、何故この本を読まなければならないのだ…すでに人生の折り返し地点を過ぎたであろう私に、もはや余計な本を読む時間は残されていないのだ!と思いつつ、憎たらしいまでの笑顔と肉体美が飾る表紙を捲り、本の中へと入り込んで行く。

『ウェイトトレーニング』とは、身体に負荷(この場合はウェイト=重さである)を与えることで筋肉を鍛えるトレーニング法である。なので当然その中身は、90%が筋肉とその鍛え方についての記述となっており、写真図解のモデルはチャック本人が行っている…その写真枚数はおよそ180枚に及ぶ。チャック好き、もしくは筋肉好きの方にはたまらない一冊であろう。

トレーニング法はとにかく科学的で緻密で堅実でハード。少しずつコツコツと積み上げて、身体を造り上げて行くことを目標としている。つまりはメニューをこなすと言う“継続”が、一番重要な信念となるわけだ。これは真面目でなくては務まらないので、ヘラクレスへの道はとにかく厳しいものと言えよう。さらに「トレーニングを始めるにあたって、バーベルとダンベルはなんとか揃えて欲しい」「できればベンチプレスのベンチも…」と言うチャックの無茶な希望もあったりするするので、道は険しさをより増して行く…。もちろん器具がない場合の代わりのトレーニング法も紹介されているのだが(バーベルの代替物は電話帳で、ベンチプレスの代わりは壁だったり、パートナーとのタオルの引っ張り合いだったりする)、様にならないことおびただしい。もちろん私は実践する気ゼロ…チャックには申し訳ないのだが、どんなに読み進めても、ここまで筋肉に負荷を与える自分が想像出来ないでいるままだ。

とにかくこの本には、身体を鍛えることの喜び、それにより自信がつく喜び、健康になる喜び、そこに筋肉がつく喜びが溢れているのだ。また巻末にはチャックの小伝も掲載されており(彼はウェイトトレーニングを始めて一ヶ月で『もっと長い時間やってみたい』と発想し、それが『自分専用のトレーニング器械が欲しい』に発展。アルバイトをしてバーベルを買い、さらにそれが溶接技術を取得して自分で器械を造り出すところまで行き着くほど、ウェイトトレーニング命なのである…)、彼の筋肉への熱い思いの一端を知ることが出来る。

すべての人に筋肉を鍛えて欲しいと願うチャック・ウィルソン。視線の先にあるのは、シャツの袖をロールアップしたムキムキ人間が闊歩する『筋肉ユートピア』であろうか。しかしこの本が出版されてすでに三十年余りが経とうとしているが、その願いと思いは、未だすべての人に到達していないようだ。これからも筋肉のために、がんばれチャック!

今回の三列目三段目

トレーニング・バイブル―自信がつく、筋肉がつく』(ネスコ)
チャック・ウィルソン

今回の古本屋

徳本堂
住所/福島県郡山市中町8−2 吉川ビル 2F
電話番号/024-931-6752
営業時間/-
定休日/-
2013年5月10日
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